2012年12月31日月曜日

コミュニケーションについて3

持論。
『伝えたい』という思い と 『伝えるために必要なしんどい努力』 の天秤 について。
(参照→コミュニケーションについて2




A『伝えたい』という思い
B『伝えるために必要なしんどい努力』




人の頭の中には、無意識的にAとBを載せた天秤がある。

あらゆる刺激がAを重くし、Aの側に天秤が完全に傾くと、「伝える」という行動を起こす。


すると、
Bは軽くなり、
Bが軽くなった状態で天秤は釣り合うようになる。


この時点で、
天秤は以前よりもAの側に傾きやすい状態になる。
つまり、
「伝える」という行動が起こりやすくなる。




またのあらゆる刺激によりAが重くなり、Aの側に天秤が完全に傾き、「伝える」という行動が起こると、
またBは軽くなる。


天秤は以前よりもさらにAの側に傾きやすい状態になり、
「伝える」という行動はさらに起こりやすくなる。




このように、Bがどんどん軽くなると、「伝える」という行動に出やすくなる。
これが、「伝え上手」になるプロセス。











このプロセスの初めには、
Aが重くなる、というのがある。
これは、刺激に支配される。


この刺激は、全員にほぼ等しく訪れる。
(環境によって、その頻度や大きさは異なるが。)



よって、
この刺激に反応しやすくなる(感度が高くなる)と、「伝え上手」になる
ということになる。


《ベースにある考え》
「伝えたい」とならないと「伝える技術」は定着しない
(以下を参考)






まとめ
「伝える」という行動を支配する頭の中の天秤(左:A 右:B)

A『伝えたい』という思い

初めは重さゼロ。
(1番初めは、「伝わらない」という経験(刺激)からくる。)



B『伝えるために必要なしんどい努力』

初めはとても重い。
伝えるのに慣れるにつれ、どんどん軽くなっていく。










コミュニケーションについて2

伝えることはどうやったら上手くなるか?



伝えることが上手な人は、 『伝えたい』ってなりやすい人(刺激に対する感度が高い人)。
この感度は、 生きてきた環境によって鍛えられる。
感動しいは、伝えるのが上手。
(意識的に伝える訓練をしてきた場合を除いた、無意識的な状況下においての話だが。)



伝え上手になるには、そこに対する努力をしようとする回数が多いことが必要。
そのためには、『伝えたい』となる回数が多いことが必要。
そのためには、あらゆる刺激に対する感度を意識的に高めておくことが必要。





これらは、 『伝えたいという思いがないと伝えるのは上手くならない』 という考えを根拠としている。













僕は多分、 『伝えたい』という思い と 『伝えるために必要なしんどい努力』 を 無意識的に天秤にかけて、 伝えるかどうかを決めている。




伝えることに慣れてない人には、
『伝えるために必要なしんどい努力』が重い(伝えるのに慣れると軽くなっていく) ので、
伝えるという行動を起こすのに必要な『伝えたいという思い』も重くないと、
伝えることができない。




だから、
刺激に対する感度を高めるとは、
『伝えるために必要なしんどい努力』を軽くしていくこと
とも言い換えられると思う。




僕は 生きてきた環境的に、この感度をあまり高めることができないまま今に至った、のか。



















参考文献




1、広告づくりの原動力としての『伝えたい』という思い。

→世紀の奇祭「セルフ祭」に学ぶ(後編)「広告をセルフにしたらどうだろう?」http://www.advertimes.com/20121226/article97653/ …







2、伝えることについての深い洞察が書かれている。
『わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か



電子書籍版も。




(著者記事)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33811




コミュニケーションについて1

書評。


言葉は本来、物事を伝えるための優良なツールであるはず。 なのに、コミュニケーションを邪魔している『お粗末で貧しい言葉』がある。



"はじめから貧しい言葉"

・本質を見えなくする言葉(遺憾、winwin)
・コミュニケーションを拒絶する言葉(ふつう、拡散希望)



"貧しくなった言葉"

・予定調和な決まり文句(逆に、勉強しなさい)
・使われて消費ひされた言葉(成果主義)
・流行を後追いした言葉(○○力)
・中身がない事を煽る言葉(国民的)
・便利すぎる言葉(ヤバイ)



言葉をコミュニケーションのツールと考えると、 話す相手に伝えたいニュアンスを伝えることができる言葉が、良い言葉。







コミュニケーションにおける言葉の役割というものを、
身近に、緊張感を持って、考えさせてくれます。
『その日本語、お粗末ですよ!』

2012年10月28日日曜日

考えるblog

はじめまして。
京都の大学生です。

今年の夏、Stand up KANSAI というイベント
http://www.facebook.com/StandUpKansai

の運営に関わったのですが、このイベントは、
「知る×考える×行動する」をモットーにした
ディスカッションイベントでした。

正直はじめディスカッションなんか全く興味がなかったのですが、
友人にスタッフやらないかと誘われた2年の2月頃、
全く教養のない自分に危機感を抱いていたので、
多くの分野を扱うこのイベントの運営に関われば、
周りの賢い人たちからある程度は知識を得られるんじゃないか!?

と思い、軽い気持ちで運営を始めました。


運営に関わるようになり、普段遊んでいる友達とは全く違う
コミュニティに属して思ったのは、皆しっかり自分の考えを
持っているということです。

思い返してみると、僕は特に深く
社会で起こっている事象について考えることがあまりなかったし、
考えることはあっても、それを自分の言葉として語ることもできませんでした。

このまま社会に出て大丈夫なのか?
自分はいったい何に興味があるんだ?
と問題意識がどんどん膨らんできました。


それから、
考える癖をつけるようにしました。
これがこのblog、twitter(@kangaeruyatsu)の原点です。
読書することが増え、
ニュースをチェックすることも増え、
アルバイトも、より考えて取り組むようになりました。
このblogでは、日々学んだこと、考えたことなど
発信できたらと思います。